オリジナルグッズ作成に挑戦してみた

グッズ作成のきっかけ

先日、スマートフォンを固いアスファルトに落としてしまい、電源は入るものの年季が入っていたこともあり機能しなくなってしまいました。

私の愛機は 2016年発売のiPhone SE 第一世代 です。サイズ感はもちろん、ほどよい本体の厚みや、ホームボタンのデザインからシャンパンゴールドのカラーまで、プロダクトそのものが好きなモデルなので、せめて最新OSのサポートが切れるまでは使い続けたいという思いがあり、けっきょく今回も新モデルには目もくれず、まったく同じiPhone SE (第一世代) (ゴールド) を買い替えました。

本体は新品を入手できたのでヨシなのですが、問題はケースでした。
落下した衝撃でお気に入りだったプラスチック製のケースにもヒビが入ってしまい、ケースも要買い替えに。
しかし昨今のiPhoneケース市場では、5年以上も前のモデルを販売しているものは当然ながら少なく、その中で気に入ったものを探すことはなかなか難しい状況でした。
毎日手元に置くスマートフォンなのでケースは妥協したくないと思いつつ、ピンとくるものが見つからず…。

そこで、気に入るものがないならいっそ自分で好きに作ってみてしまえばいいのでは、と思い立ちました。
『SUZURI』というオリジナルグッズの作成・販売ができるサービスなるものを見つけ、チャレンジしてみることにしました。

SUZURIとは

自分だけのオリジナルアイテム・グッズを手軽に作成・販売 | SUZURI(スズリ)
https://suzuri.jp/

画像一枚のアップロードで、Tシャツやトートバッグ等さまざまなアイテムでオリジナルグッズを作成できるサービス。

引用 - SUZURIだからできること ∞ SUZURI(スズリ)
https://suzuri.jp/creator-guide

ユーザーが行う作業は、画像をアップロードして、グッズに画像を当てはめるだけの模様。
受注生産形式で注文が入ってから工場で製作されるので在庫を持たず、製作から配送まで販売にかかわる手続きやら作業やらはすべてSUZURIが引き受けてくれるとのこと。設定した利益をプラスした金額で販売され、売れたらその利益を振り込んでくれる仕組みのようです。

自分で一からグッズを販売しようと思うと、いろいろ考えなければいけないことがありますが、販売作業はお任せして、作りたいものを手軽に実現できるのはとても良いですね。

画像を用意してグッズを作成

まずは自分のスマホケース用に、iPhoneのサイズを想定しつつ好き勝手に欲しいケースのイメージを作成。
お気に入りの Futura というフォントのフォントポスター風イメージを作りました。
Futura は幾何学的なサンセリフ体なので、モンドリアン調にまとめてカラーが差し色になるようデザインしてみました。バウハウスの基本図形と色彩論に基づく青い丸、赤い四角、黄色い三角のモチーフを入れたところも個人的ポイント。
これをスマホケースにして、フォント好きバウハウス好きをさりげなくアピールしたいと思います。

グッズに当て込み

画像をアップロードすると、たくさんのグッズのプレビューが!

Tシャツやパーカーといった衣服から、トートバッグ、グラス、ステーショナリー系のグッズなどなど、いろんなアイテムが作れるようになっていました。上の画像にあるアイテムはほんの一部です。
スマホケースだけ作成する予定でしたが、自分が作ったものが当て込まれているプレビューが見れると、あ、これもいいな、とか、ちょっとワクワクします。

プリント位置を調整して、iPhone5/5s/SE(第一世代) サイズのスマホケースはこんな感じに収まりました。
スマホケースだけでも、手帳型や、ポリカーボネートのケース、ポリウレタンのソフトケースと、それぞれデザインに合う種類が選べます。
自分用にはスマホ本体のゴールドカラーが見える素材にしたいので、クリアケース版で購入。注文から発送までは、およそ5日~程度かかるとのこと。

  

届きました!

きちんと梱包されていて、おおおーーーと思わず感嘆の声が出ました。
プリント位置もおおよそプレビュー通りです。想像以上に印刷クオリティが良く、満足できる仕上がりになりました。
左側の細かい文字がキレイに印刷されるかが正直不安だったのですが、Futuraのフォントがきれいに印刷されています! そうそう、こういう感じ。自分のイメージが実体化された感動的瞬間です。

SUZURI 使ってみて感じた良い点と悪い点

良い点

オリジナルグッズ作成・販売のハードルが低い
オリジナルで作成した一枚の画像をアップロードすれば、誰でも簡単にスマホケースにでもTシャツにでもバッグにでもステーショナリーグッズにでもなり、さらには販売できる機会が簡単に作れるところは、SUZURIの最大の魅力だと思います。
会員登録やグッズ販売などの費用は一切かからず、注文が入ったらグッズ製作から配送までSUZURI側ですべて行ってくれるので、クリエイターは自分のグッズが購入されたという通知を受け取るだけで、受注管理や購入者とのやりとり等は発生しません。

自分のアートが気に入ってもらえる、使ってもらえるということは創作活動のモチベーションになる
ぱっと思いついたアイデアをアートに落とし込み、それが自分用に作ったものであっても、気に入って購入してもらえたら、設定した利益分はお金になります。
創作活動自体は、今はいろんなサービスがあるのでどこでも柔軟にできますが、自分の創作物にお金を払ってまで気に入ってくれる人がいて、それを実際にグッズとして使ってもらえると思える点は、創作活動の大きいモチベーションになると思います。
前述したように、販売における作業はSUZURIが引き受けてくれますので、クリエイターは創作活動のみに集中できます。

しっかりしたケースで梱包される
これは細かいところですが、作成したスマホケースを、チャック付きの塩ビケースに入れて送ってもらえたことはとても好感を持てました。
SUZURIユーザーの多くは、おそらく私と同様に自分で作り自分で購入するという体験していることと思います。普通の梱包で送られればそれまでなのですが、購入者にも丁寧な梱包で届いていると思うと安心しますし、なにより、自分が時間をかけて創作したものが、しっかりしたケースに入って立派な商品として扱ってもらえていることは、やはり嬉しいものです。クリエイターの想いをSUZURIが尊重してくれていることが分かります。

悪い点

アイテムの仕様やプリント位置の細かい調整はできない
プリントできるアイテムはSUZURI側で用意しているものなので、サイズや形状、素材などアイテムの仕様は固定されています。そのため、アイテムの形に依存したデザインや、具体的に細かいところまで決めて作り込みたいと考えているグッズには向いていないかもしれません。
印刷ができる範囲もアイテムごとに決まっており、プリント位置も厳密には調整できず、プレビューを頼りに画像を拡大縮小したり移動したりと、感覚的な調整になります。
また、一枚の画像から複数のアイテムに当て込んで作成ができますが、アイテムごとに印刷範囲のサイズにばらつきがあるため、アイテムによっては想定していたデザインからずれることがあり、調整する場合は別途調整した画像を再アップロードする必要があります。

なので、細かいところはある程度お任せできるグッズが作成に向いていると感じました。
プリントできるアイテム自体はどんどん増えているようなので、今後のさらなるアップデートに期待したいです。

結論 オリジナルグッズはとてもよい

さっそくケースを装着! ぴったりで申し分なし。側面は本体のゴールドカラーがきらっとします。クリアケースにしてよかった。

オリジナルのアイテムを持てると、特別感があって心がおどります。自分のこだわりがつまっているので、愛着もわきます。そんな自分のアイデアやこだわりを、いいなと共感してくれて、購入してグッズとして使ってくれる人がいたら、それ以上に嬉しいことはないですね。

もともとグッズにしようと考えていなかったアイテムでも、自分のアートが当て込まれたプレビューを一覧で見てみたら意外な発見があったり、そこから更にアイデアを膨らませたり、アウトプットする場所としても活用できると感じたので、もっといろんな人が手軽に自分らしさを作品という形にして発信できるようになるといいなと思いました。


今回のスマホケースを作成していくうちに、新しいアイデアがまたいろいろと湧いてきたので、私も私なりの創作活動を楽しんでいきたいと思います。次は何作ろう!

  
  

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