ベトナムのテト

日本人にとって、一年で一番大切な行事はお正月でしょうか。
ベトナムでは、新暦の正月も祝いますが、ベトナム人にとって旧暦(太陰暦)の正月が一番大切な行事です。ベトナムの旧正月のことを「テト」といいます。今年のテトは1月22日になります。
ちなみにベトナムにも、十二支があります。しかし、日本や中国とは少し違って、今年はうさぎではなく猫の年です。
今回の記事では、ベトナムのテトの様子を伝えたいと思います。

1. テト前の準備

1.1 家の掃除

日本の年末大掃除と同様です。
旧年の不運はゴミや汚い物と一緒に捨てて、新鮮な環境にすることで、新年の幸運を迎えられると言われています。

テトの飾りものを売るお店

1.2 忘年会

お正月の前に、日本のような忘年会もあります。日本の忘年会は、友人や職場の人と集うイメージがありますが、ベトナムでは家族や親戚が集うイメージです。
ベトナム人はどこにいても、テト前の忘年会には帰省したいと思っています。

1.3 花を飾る

テトでは家に花を飾ります。北部ではピンクの桃の花が、中部と南部では黄色のマイという花が代表的です。また、この時期はベトナム各地で花市が開催され、街中が花を買う人や売る人であふれかえります。

ピンクの桃の花
マイという花
花市

2.テトによく食べる料理

地方により、料理が違いますが、一般的にどの家庭でも食べられているおせち料理は下記のものです。

2.1 バン・チュン (Bánh Chưng)・バン・テット(Bánh Tét)

ベトナムの代表的な「おせち料理」は北部の四角いバンチュンと南部の円筒状の包まれるバンテットです。どちらももち米、緑豆、豚肉から作られ、バナナの木の葉に包んで、サイズによって3時間から12時間ゆっくり煮込みます。

バン・チュン (Bánh Chưng)・バン・テット(Bánh Tét)

2.2 卵と豚角煮(Thịt kho trứng)

豚肉と卵を一緒にじっくり煮込むことで、中まで味が染み込むのがこの料理の特徴です。
お正月以外でもよく作られる料理ですが、テトの「おせち料理」として特に南部の方は欠かせない一品です。
他には、「揚げ春巻き」(nem rán)、「おこわ」(xôi)、「ハム」(giò)もテトによく食べられる料理です。

卵と豚角煮

3.テトの過ごし方

大晦日の夜、日本は紅白歌合戦番組がありますが、ベトナムでは毎年放送している喜劇番組があります。喜劇の内容は一年の振り返りをして、新年を迎える内容です。
尚、先祖が家族と一緒にテトを楽しむために、大晦日に先祖を迎える儀式を行い、3日に天国に送ります。
また、ベトナムにも「初詣」という習慣があります。近くのお寺に行って、一年の健康や仕事や運気など様々なことを祈ります。

一年の健康や仕事や運気など様々なことを祈ります


テト元旦には、家族にお年玉をあげたり、お祝いの言葉を伝えます。また、親戚の家族や知り合いの家族に「挨拶まわり」の習慣があり、親戚が多い人は一日10軒以上挨拶まわりをすることもあります。

お年玉

4.最後に

ベトナムのテトについて、ご紹介しました。日本との共通点が多いと思います。
今後もベトナムのことについて、またご紹介したいと思います。

お問い合わせ

サービスに関するご相談やご質問などこちらからお問い合わせください。

03-55107260

受付時間 10:00〜17:00