MELSAモデルを実務で活用しよう!

日頃の業務の中で、いつも感じること、考えることがあります。どうすればお客様(ECサイト運営店舗様)の問題を解決できるか・・?どうすればよい提案ができるか・・?そんな中、この問題を解決できそうなフレームワークを見つけましたので、ご紹介いたします。

■目次
1. MELSAモデル
2. イーコマースモデルの戦略について
3. 実務で活用
4. まとめ

MELSAモデル

MELSA(メルサ)モデルとは、ウェブ解析士協会で提唱されているフレームワークです。デジタル化戦略には、いろいろとパターンがあり、どのパターンで戦略をたてるかということが整理されています。

メディアモデル(Media Model):事業のノウハウをウェブに公開し、コンテンツ化してターゲットユーザーに伝える。

イーコマースモデル(Ecommerce Model):オンラインで製品の販売を完結する。

リードジェネレーションモデル(Lead Generation Model):オンラインで獲得したリードを接客可能なカスタマーに育てる。

サポートモデル(Support Model):顧客のロイヤリティを高める。顧客対応コストを削減し、潜在顧客の獲得に貢献する。

アクティブユーザーモデル(ActiveUser Model):獲得したカスタマーの取引頻度を定期化し、顧客満足度の維持と維持コストを極小化する。

引用:ウェブ解析士公式テキスト2021年(第12版)(日本語)

認知を広げるメディアモデル、購買設定を作るイーコマースモデル、消費者へ接客できる状態にするリードジェネレーションモデル、顧客の対応コストを下げロイヤルティを向上するサポートモデル、顧客へ定期的に製品・サービスを提供するアクティブユーザーモデルというように、改善すべきモデルに対してKGI/KSF/KPIを設定し、実行させていきます。今回はイーコマースモデルを使って実際のビジネスに活用したと思います。

イーコマースモデルの戦略について

イーコマースモデル戦略には以下の展開が想定できます。

単品販売:商品種類を絞り、自社商品を販売

型番販売:商品種類を広げ仕入商品を販売

単店舗展開:自社サイトや自分の店舗のみで販売

マルチチャネル(多店舗)展開:モールや多店舗で販売

引用:ウェブ解析士公式テキスト2021年(第12版)(日本語)

単商品×マルチチャネル:競争優位があり、自社商品で、利益率の高い事業向き

型番販売×マルチチャネル:競争優位があり、自社商品で、販売額を上がる事業向き

単品販売×単店舗展開:仕入れと品揃えで価格と仕入れ優位性を確保でき、集客力のある事業向き

型番商品×単店舗展開:仕入れ力と独自商品開発力がある事業向き

実務で活用

イーコマースモデルの戦略を活用してみます。

モデル店舗:スポーツ用品店 O社 野球を中心に型番商品を取りそろえている。複数のECサイトで展開している場合。

今後の施策:野球以外のさまざまな商品を取り扱い、商品群全体を面で認知させて購入を促すことが大事かと思います。検索エンジンの上位表示やソーシャルメディアでの情報発信を頻繁にできる仕組みが必要です。LTVを意識して、リピートしやすいクーポン配布や製品開発もできると他社との差別化が図れるかと思います。

モデル店舗:スクール用品店 K社 自社で製造しているスクール用品を取り扱っており、ECサイトのみで小売りをしている場合。

今後の施策:顧客との関係を構築し、お店をブランディングすることが大切です。「そこでしか買えない」「対応が良く早い」「商品がよい」などの口コミが増えるように、サービスを徹底的に充実させていきたい。逆に、他社との差別化できる商品であり、自社でのプロモーションにコストと労力をかけなければ販路は困難になるかもしれません。他店との差別化や優位性を発揮できれば、多店舗に展開していくとよいかと思います。

まとめ

実は、ウェブ解析士の資格取得の勉強をしております。アウトプットとしてブログに投稿いたしました。実務での活用としては、どんな目標を立て、どのようなアクションを実施すべきか?ということを設定しなければいけないので、ケースとして大事なのはこの先になりますね。

更に知識をつけながら、経験値も積み上げていこうと思います。

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