バンドマン視点「Google Pixel6 使ってみた」

つい最近高校3年生の時から使い続けていたiPhone7が壊れました。岡村です。

みなさんは永遠に圏外&充電しながらでなければ使えないスマホで、
1カ月生活したことがありますか?
僕はあります。
それはもう不便でしたよ~。

どうやらiPhone7には、
モバイルデータ通信ができない症状が多く見られるモデル番号があるらしく、
対象になる個体の裏面には「Model 1779」と書いてあります。
ビンゴでした。悲しい。
充電はただの劣化だと思います。
無償修理期間はとっくに過ぎていたので、新しいスマートフォンを買うことに決めました。
初めての機種変更…ちゃんと一人でできるカナ?!

Androidを知ることでiPhoneを知る

買うことを決めたはいいものの、どの機種を買おうか?
まずはiPhone13について調べてみます。
なれ親しんだ指紋認証は廃止され、顔認証になっているようでした。
マスク必須のこのご時世で顔認証か…と渋ります。

「そもそも自分がiPhoneを使っていた理由って、なんだろう?」
突如疑問が浮かびました。
iOSでしか使えないアプリが使えなくなって困ることはないだろうし、
必ずiPhoneである必要はないのでは?
もしかしたらAndroidスマホの方が自分好みの可能性だってある。

一回気になってしまえばその答えを知るまではもう戻れません。
現行Androidスマホの魅力を知らずにこの疑問の答えにはたどり着けないと感じたのです。
脱「みんなiPhone使ってるからおれも使う」を掲げたところで、今回の本題スタートです。

Google Pixel6に決めました

なかなか踏み出せずに1カ月ほどの下調べが続きました。
この期間、iPhoneとAndroidスマホの比較やおすすめAndroidスマホ、たくさん調べました。
充電しながらでないと使えないiPhoneで調べました。
「あいつ連絡取れないぞ」とバンドメンバーに騒がれながらも、スタジオ練習に行きました。
圏外のiPhoneで行きました。

そしてたくさん悩んだその答えがあるのは近所のビックカメラ。
買ってきましたよ、Google Pixel6です!

決め手はシンプル。

Googleという名前の安心感。
Googleアプリには個人でもバンドでも大変お世話になっているので、
期待値マックスです!
ルックスも最高です。
これまでのスマートフォンの常識から飛び出して一新されたデザイン。
青好きにはたまらない、ソーダとバニラのアイスのようなポップなかわいい配色。
背後中心にあるGマークも好きです。
「オレがAndroidスマホの新しいスタンダードだぜ!」と言わんばかりの堂々とした風格。
Appleを離れて不安を感じている僕を安心させてくれました。

使ってみて

使い始めてから約2カ月が経過した今、
思っていること、感じていること、おすすめできるかどうか、
まとめてみたので機種変更の際の参考にしていただけると幸いです。
似たような記事はたくさんあると思うので、
オリジナリティとしてバンドマン視点をもりもり盛り込みました。

■良かった点
1.指紋認証
2.入力を自動で翻訳
3.音声の字幕化と翻訳
4.本体が安い(iPhone13比較)
5.iosからメモの引き継ぎ
6.流れてる音楽をポップアップ通知

■残念だった点
7.スタジオで音割れ
8.AirDropできない
9.LINEトークを未読のまま確認できない
10.Google Driveでmp3ファイルの再生中に音が止まる
11.アプリアイコン上に通知数が出ない
12.Apple Musicの音楽をアラームにセットできない

大きく2つに分けました。詳しく見ていきましょう。
まずは良かった点から。

1.指紋認証
精度が良くないとチラホラ聞きますが、僕は問題なく使えています。
マスクをしていても使えて、チラッと見たいときには手を伸ばすだけで、
わざわざ顔の前に持ってこなくてもロック解除できるのがとても快適です。

2.入力を自動で翻訳
キーボードの翻訳ボタンを押すだけで、
打ち込んだ言語が選択している任意の言語に翻訳されます。
他アプリで翻訳をかけるというひと手間が省略されます。
Google翻訳がキーボードに内蔵されているイメージです。
結構使います。

3.音声の字幕化と翻訳
YouTubeには翻訳字幕を出すという大変便利な機能が備わっていますが、
翻訳字幕を出せない海外サイトの動画から情報収集をすることがあります。
例として、これは海外のサウンドエンジニア向けサービスのサイトです。
有料会員になるとプロの作業を動画で見られるようになるのですが、
以前は英語についていけずにやめてしまいました。
ここでGoogle Pixel6の出番。
サービスに依存せず、端末内で再生されている音声には何でも翻訳字幕を出してくれます。
この機能を利用することで、今までは享受しきれなかったサービスの価値を
最大限引き出してくれるのではないかとワクワクしています。

4.本体が安い(iPhone13比較)
iPhone13 128GBが98,800円(Apple Store)なのに対し、
Google Pixel6 128GBが74,800円(Google Store)とコスパが良いです。
いろいろと割引が入った結果、約5万円になりました。

5.iOSからメモの引き継ぎ
大量のメモがApple純正アプリのメモにしてしまっていたため、
手作業で移行かなと涙目になっていました。
ところが、全てのメモがGoogle Keepというメモアプリに自動で入っていきました。
これには感動しました。
Googleにメモアプリがあるということを知れたので、
今後はAndroid、iOS、PCと、端末を問わずにメモを同期できそうです。

6.流れてる音楽をポップアップ通知
Shazamすればいいし、この機能必要?って思うんですけど、
バンドメンバーがGuns N' RosesのSweet Child O' Mineのギターリフを
弾いてた時にこの通知が来て「すげぇ!!」となり、
もう一度本物だと認識してもらうまで弾くというノリでしばらく遊べました。
楽しかったです。

以下、残念だった点です。

7.スタジオで音割れ
時間の流れに期待しすぎました。
iPhone7を持つ前まではAndroidを使っていて、
スタジオで録音すると音がベコベコのバキバキに割れて、聴けたものではありませんでした。
そこからiPhone7に機種変更したときには音が割れていなくて感動したのを覚えています。
どうやら最近のiPhoneで録った録音は左右に広がりがあって、
ステレオ録音ができるようにまで進化していたみたいですね。
Androidはどうだろうか?
あのベコベコ録音Androidの発売から約10年がたっていて、
カメラ機能はこれでもかという勢いで進化しています。
録音機能に関しては言わずとも進化しているだろう!
と試した結果は「ブォー!!ガガガ!」といった感じでした…
他のAndroidがどうなのかは分かりませんが、全て試してなんていられない…
音楽人間にはあまりにも致命的だったので、次は無難にiPhoneかなぁ…思ったり。

8.AirDropできない
これもなかなかダメージが大きかったです。
僕が機種変更する前まではバンドメンバー全員がiPhoneユーザーだったので、
練習の映像や録音はいつもその場でAirDropで共有していました。
僕がAndroidにしてしまったことにより、
撮影してくれたメンバーが毎回家に帰ってから、
1GB近い容量のファイルをアップロードするという手間が生じてしまいました。

すまないメンバー。iPhone14が出るまで耐えてほしい。

9.LINEトークを未読のまま確認できない
既読をつけたら返さなきゃみたいな暗黙のルールありますよね。
iOSアプリのLINEはトークを長押しすることで、
既読をつけなくとも内容を確認できていたのが地味~に便利でした。
Androidではできないようなので、
急ぎ以外は堂々と既読を付けてから後でゆっくり返信しています。
少し罪悪感。
既読を付けずに読む非公式のアプリを試してみたりしましたが、
メッセージの読み込みに漏れがあったり…。
LINEという話題で言うと、OSの移行でトーク履歴全部消えます。
これは気になる人は気になる点じゃないでしょうか。

10.Google Driveでmp3ファイルの再生中に音が止まる
GoogleのスマートフォンだからGoogleアプリがもっと便利になる!
といったことは特にはありませんでした。
僕のバンドでは音源の共有をGoogle Driveで行っているのですが、
mp3ファイルを聴こうとした時にiOSアプリの時にはなかった、
再生中に音が途切れるという問題が生じました。
アップデートで改善されることを期待します…。

11.アプリアイコン上に通知数が出ない
Androidにはアプリアイコンに通知数が表示される機種と、
ドットのみが表示される機種があるようです。
Google Pixle6後者のようで、通知数が表示されません。
まぁなくてもいいけど…ないよりはあるほうがいいかなぁ…といった感想です。

12.Apple Musicの音楽をアラームにセットできない
音楽サブスクはApple Musicを使っています。
iPhoneではiOS純正の時計アプリでApple Musicから曲を選んで、
アラームにセットできていたのが便利でした。
Google Pixel純正の時計アプリだとYouTube MusicとSpotifyは選べても、
Apple Mucicは選べないようです。
以前のように好きな音楽で目覚めたい…。
スリープタイマー機能もついていなかったのですが、
これは本当によく使うので別アプリをインストールしました。

おすすめできる?

以上、バンドマン視点によるGoogle Pixel6の使用感でした。
これを踏まえてGoogle Pixel6をおすすめできるかどうかですが、
この答えは「使い方による」だと思いました。

録音や音声が割れてしまうと困る方や、
チーム内でAirDropを使ったファイル共有を行っている方にはiPhoneをお勧めします。
しかしそうでない方にはGoogle Pixel6を強くお勧めしたいです。
コスパよく、安定したクオリティの高いスマートフォンを手に入れられます。
翻訳字幕を始めとした、新しいことにもたくさん挑戦していて、
ユーザーを楽しませてくれるスマートフォンでもあります。

やはり「みんな使っているiPhone」は強いです。
チーム内でAirDropが主流になっているなど、
みんなが使っていれば使っている状況ほど、
「みんなiPhone使ってるからおれも使う」になってしまうようです。

Androidにもニアバイシェアというファイル送信の機能があるのですが、
異なるOS同士では使えないのが残念です。
もし自分が音楽をやっていなかったら、
Google Pixel6に満足できた結果になっていたと思います。

以下は購入前に参考にしていた動画です。
今回の記事では主観もりもりでしたが、
この動画では客観的に機能や性能について、
iPhone13とGoogle Pixel6を比較しているのでおすすめです。

「iPhone13 VS Google Pixel6は階級が違うため、フェアな戦いではない」と
述べられていたのが印象に残りました。
改めて考えてみると、
値段の差が、僕の求めていた+@の部分に表れてたんだなぁと納得がいきました。

今回の発端となった疑問点、
「そもそも自分がiPhoneを使っていた理由ってなんだろう?」を追求したことで、
明確な「iPhoneを使いたい理由」が浮き彫りになりました。
今後はiPhone内で端末を限定しないGoogleサービスをうまく活用していきたいです。
しかしiPhoneにこだわるのではなく、面白そうなものが出た時にはまた試して、比べます。
その時その時の最高の選択を臨機応変に取っていけたらいいですね。

また面白いコトがあったら書きます!

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